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倉敷市立真備陵南高等学校


校長挨拶

平成31年4月  ~新たな年度の始まりに寄せて~

 7月西日本豪雨で水害に遭い、過酷な環境にあった校庭の桜花が、年度の始まりに合わせて満開に咲き誇り、自然の力強さとたくましさを感じる春が訪れました。
 真備陵南高校は、9日に41名の新入生を迎え、145名の生徒たちと平成31年度(令和元年度)がスタートしました。
 昨年夏の被災直後は、在校生の授業再開や体育祭・文化祭といった学校行事はもちろんのこと、卒業式、入学者選抜、入学式の実施も困難ではないかと見通しの立ちにくい不安な状況にありました。しかし、少しずつ復旧が進み、3月1日には卒業式を、4月9日には入学式を、真新しく改修された本校の体育館で執り行うことができました。これもひとえに、倉敷市、倉敷市教育委員会、そして復旧に関わっていただきました多くの関係者の皆様のおかげです。心より感謝申し上げます。倉敷市が作成した真備地区復興計画によると、平成32年(令和2年)3月に改修が完了するとされています。この1年間は不自由、不便な面もあると思いますが、多くの方々の応援やご支援に応えていきたいと考えています。
 復旧途上ではあっても、本校の使命である「生徒一人一人の自己実現を目指して、基礎的・基本的な学力や社会性を身に付けさせるとともに、校訓である『勤勉・健康・協力』を大切にする有為な社会人を育成する」ことに何ら変わりはありません。改めてこの使命の実現に向けて具体的な教育活動を推進していきたいと思います。
 始業式、入学式では、学年の始めに当たり、大切にしてもらいたいことを三つ話しました。生徒たちは、いずれは社会に出て社会を支えていく立場になります。将来の自分の生き方を考え、力を付けて進路を実現するために、心身ともに成長する必要があります。そのために、「規律ある行動をする」、「学ぼうとする心を継続する」、「感謝の気持ちを持つ」という三点を意識して、充実した高校生活を過ごしてほしいと伝えました。「学びの場である 真備陵南高校」で「基礎基本の力、考える力、感じる力、行動する力」を身に付け、「あきらめない心、負けない心、くじけない心」を胸に刻んで、「新しい自分」に挑戦してほしいと願っています。
 これからも、真備陵南高校は、生徒一人一人の自己実現、進路実現に向けて寄り添い、支援してまいります。保護者の皆様、地域の皆様、本校に関わる全ての皆様の温かいご支援とご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

                       校長    石田 桂子


平成31年1月  ~真備にて3学期を迎え~

 10月9日に真備陵南高校に戻ってから慌ただしい日々が続きましたが、あっという間に3ヶ月が過ぎました。
 11月2日の創立70周年記念体育祭では、赤・黄・緑・青のカラーTシャツが揃い、手作りの団旗のもとに協力の輪と元気な声が真備の町に届きました。
 一週間後の創立70周年記念文化祭では、地域への恩返しの一つとして、被災により合同保育をしている町内の幼稚園児を招待しました。園児のかわいくて素敵な笑顔に、テーマ「響け!陵南の声  ~届けよう元気の輪~ 」を感じました。マスコットキャラクター「りょうたん」、その幟と全校制作、園児向けの企画、プレオープニング等様々な新しい取組を企画する中で、特に、生徒会が、「真備の復興応援プロジェクト」のために立ち上げたクラウドファンディングでは、全国から多くのご支援をいただき、誠にありがとうございました。心より御礼申し上げます。今後も真備の復興に役立たせていただきます。

 今、本校では、3月の卒業式を目指して体育館の復旧工事が急ピッチで進んでいます。地域の公共施設の復旧復興がまだまだ手付かずの状況の中、倉敷市、市教委、工事現場の皆様には心より感謝申し上げます。4月からは体育館を使用した体育の授業や部活動も可能となります。有り難いことです。
 また、本校の災害復旧に向けて、各種団体様より物資のご支援、他校の高校生による募金の贈呈や交流活動等も継続していただいており、感謝申し上げます。被災というピンチをきっかけに、思いがけない経験や交流、繋がりがチャンスとなり、感謝の気持ちや豊かな心が育まれていると思います。
 真備で3学期を迎えるに当たり、生徒たちに故渡辺和子先生の著書『置かれた場所で咲きなさい』のフレーズの一部、「どんなところに置かれても 花を咲かせる心を 持ち続けよう」を紹介しました。どんな状況でも「咲く」努力をすること、そのために「自分らしい目標」を持ち、目標に向かってこつこつ努力すること、周りの人の言葉に素直に耳を傾け、感謝の心と協力の姿勢を大切にしようと伝えました。
 私達の力は微力ですが、少しずつ変化していく地域とともに、真備町の復興に向けて、高校生のできる取組を継続していきたいと思います。
 今後とも皆様のご理解、ご支援ご協力を賜りますよう重ねてお願い申し上げます。

                       校長    石田 桂子


平成30年10月  ~真備にて学校再開!~

 10月9日(火)、西日本豪雨から3ヶ月ぶりに真備陵南高校に戻ってきました。真備陵南高校のグラウンドに建設されたプレハブ仮校舎と被災を免れた本校舎2階・3階の教室等を使用しての学校再開です。倉敷市、倉敷市教育委員会様を始め、関係の皆様には困難なスケジュールの中で、真備での学校再開に向けて奔走し、準備を進めていただきました。心より感謝申し上げます。
 また、本校の災害復旧に向けて、猛暑の中の片付けや清掃のボランティア、様々な物資等のご支援、心温まる励ましのお言葉、教育活動のハード面・ソフト面のご支援など、言葉では言い尽くせないご厚意のおかげで、第1歩が踏み出せたと感じております。改めましてお礼申し上げます。誠にありがとうございました。
 真備に戻り、2学期中間考査を無事済ませることができました。部活動の練習は思うようにできませんが、定時制通信制秋季大会への出場を目標に活動している生徒もいます。遅ればせながら、創立70周年記念体育祭、文化祭の準備も生徒会や実行委員会を中心に開始されています。
 真備陵南再開の初日には、「がんばろう、真備」の応援旗、復興に向けて少しずつ変化している地域を見ながら、お世話になっている真備町や真備町の方々にどんな恩返しができるのか、真備町を元気にするためにどんな学校生活を送ればいいのか、じっくり考えて行動を始めようと生徒たちに伝えました。恩返しに必要な心構え、「思いやりの心」「感謝の気持ち」「ルールやマナーを守る」の3点を大切に、生徒一人ひとりの成長、真備陵南高校の復興、真備町の復興を実現していきたいと思います。
……「最大のピンチ」を「最大のチャンス」に変える強い力……
今後とも皆様のご理解、ご支援ご協力を賜りますよう重ねてお願い申し上げます。

                       校長    石田 桂子

















 




平成30年 9月  ~被災を乗り越えて~

 7月の西日本豪雨で被災されました皆様には心よりお見舞い申し上げます。
 また、本校の災害復旧に関しまして、多くの方々からボランティア支援や物資等の支援、そして心温まる励ましのお言葉をいただき、誠にありがとうございました。
 本校は、床上2,8メートルの浸水により本館は1階天井まで水没し、他の施設・設備も甚大な被害を受けました。夏休み期間は、倉敷市立精思高校の施設を一部お借りし学校業務や進路指導をさせていただきました。2学期は、真備陵南高校のグラウンドにプレハブ仮校舎が完成するまでの期間、倉敷市立工業高校の施設を中心に、倉敷工業高校の一部施設をお借りして、学校を再開することができました。ここに至るまで皆様にご理解とご支援をいただきましたことを、改めましてお礼申し上げます。

 7月6日に大雨のため臨時休業となって以来、7月19日まで被災による臨時休業、引き続き夏期休業に入ったため、9月3日の2学期始業式から学校再開となりました。
 2学期始業に当たり、3つの大切にしてほしいことを生徒たちに話しました。多様な生徒がいることを踏まえ、「思いやり」の気持ちを持って行動すること。これまでの様々なご支援に対して「感謝」の気持ちを持って行動すること。今まで以上に「ルールやマナーを守る」ことです。教育活動全般で不自由なこともありますが、被災に負けず、成長を続けていきたいと思います。
 今、真備陵南高校は、創立来70年間の歴史上、最大の非常事態にあります。しかし、「ピンチはチャンス」という言葉のように、この危機を、生徒たちの可能性や持てる力を引き出し、成長できるチャンスにしたいと考えています。教職員一同、生徒たちと共に協力し、助け合って、この非常事態を乗り切りたいと思います。本校に関わる全ての皆様に、ご支援とご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

                       校長    石田 桂子