本校は、全校児童4人、複式学級の小規模校である。1学級当たりの人数が少なくきめ細かな指導が可能である一方、人数が少ないため一問一答になりやすく、話し合いを深めることが難しいなど、教師が授業づくりに戸惑うこともある。また、算数科の学習においては、自ら考え粘り強く問題を解いたり、自信をもって考えを発表したりすることが難しいという実態がある。
このような本校の実態を受け、本年度は「少人数学級の特性を生かした基礎・基本の定着と確かな学力の育成」を研究主題に設定した。数学的活動を積極的に取り入れることにより、主体的に学習に取り組み、一人ひとりの児童が「できた!」「わかった!」という喜びを味わえるような算数科の授業づくりをめざす。
また、朝の学習で「音読」「百ます計算」「漢字テスト」に今年度も継続して取り組む。さらに、外部講師を招いて、指導法や教材研究について指導・助言を受けながら基礎的・基本的な学力の定着と問題解決能力の向上を図りたい。