確かな読みの力を身につけ,豊かに思いを表現する子どもの育成
―「読むこと」の基礎基本を大切にした国語科(物語文)の授業づくりを通して―
全国学力・学習状況調査等の結果から,本校の児童は基礎学力の定着に課題が見られ,文章の内容を確かに読み取ったり,自分の思いや考えを言葉で説明したりする力が,語彙力の不足もともない十分ではないという実態が把握できている。
そこで,国語科の「読むこと」に焦点を置き,物語文を中心として,確かな読みの力と豊かに表現する力の育成を目指して研究に取り組みたい。文学的な文章を学習することで,叙述をもとに想像しながら読み,自分の考えを広げようとする子どもが育成できると考えた。また,授業改善とともに学習規律・学習習慣などの基盤づくりも図ることで,児童の学習意欲を高め,読みの力を確かなものにしていきたい。 |
丁寧な教材研究にもとづく効果的な言語活動の設定や単元計画の工夫を進め,国語科の授業の充実を図ることで児童の学力向上を目指したいと考え,本研究主題を設定した。
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3 めざす児童像
低学年 |
想像を広げて読み,自分の思いや考えを伝える子ども |
中学年 |
叙述をもとに想像しながら読み,自分の思いや考えを伝え合う子ども |
高学年 |
叙述をもとに想像しながら読み,自分の考えを広げようとする子ども |
4 研究仮説 「読むこと」の基礎基本を大切にした国語科(物語文)の授業づくりを通して,「言葉による見方・考え方」を豊かにし,子どもが言葉や言葉同士の関係性に着目して,問い直したり,意味づけを図ったりしていくようにする。加えて,言葉についてメタ認知を図り,読み方について自覚できるようにする。このような言葉の力を育てていくことで,確かな読みの力を身に付け,豊かに思いを表現する子どもの育成ができると考える。
5 ぐんぐんタイム(読み書き計算の徹底を。) 週3回実施:水,木,金曜日8:20~ ・流れを示す。 ・タイムタイマーの活用 ・倉敷教育ネット→フラッシュ学習の利用など
6 研究組織

7 研究計画
実施時期 |
研 究 内 容 |
4 月 |
研究推進全体会 教科・研究テーマの共通理解,研究の概要 |
5 月 |
校内研修会 教案の書き方,教室環境,学年としての取組,共通理解事項の検討 |
6 月 |
校内授業研究会(学年部) 6年1組 校内授業研究会(全体) 6年2組 |
7 月 |
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8 月 |
校内研修会(講師:ノートルダム清心女子大学准教授 赤木雅宣先生) 各種研修会に参加 |
9 月 |
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10月 |
校内授業研究会(学年部) 1年1組 校内授業研究会(全体) 1年2組 (講師:ノートルダム清心女子大学准教授 赤木雅宣先生) 校内授業研究会(学年部) 4年1組 校内授業研究会(学年部) 4年2組 研究会参加(中・四国小学校体育研究大会(岡山大会) 開催:倉敷市立中庄小学校) |
11月 |
校内授業研究会(学年部) 3年1組 校内授業研究会(全体) 3年2組 (講師:ノートルダム清心女子大学准教授 赤木雅宣先生) 校内授業研究会(学年部) 5年1組 校内授業研究会(学年部) 5年2組 |
12月 |
校内授業研究会(学年部) 2年1組 校内授業研究会(学年部) 2年2組 校内授業研究会(学年部) なかよし1・2・3組 |
1 月 |
学年部会 研究のまとめ |
2 月 |
研究推進全体会 研究のまとめと研究集録完成 |
3 月 |
研究推進委員会 来年度に向けて |
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