<令和2年度研究主題> 主体的に考え、表現する児童の育成を目指して ~ 自分の言葉で表現する力を高める授業づくり(説明的文章)を通して ~ |
本年度は,これまでの研究を生かしながら,国語科の説明的文章において,読み取ったことを表現する力を高める授業づくりを工夫することで,児童が主体的に考え,表現することができるようにしたいと考えている。
<研究仮説>
教師が読み取るための視点を明確に示し,児童がその視点に沿って文章を読み,根拠を示したうえで自分の考えを表現し,教師が伝え合う場を設定・工夫することで,児童の思考力・判断力・表現力が高まっていくと考える。
<目指す児童像>
○ 既習内容を生かして,根拠を明らかにして正確に読み取り,
自分の言葉で表現する子ども。
○ ペアトークやグループトークなどを通して,
友達と関わり合いながら理解を深めようとする子ども。
低学年
○ 時間的な順序や事柄の順序などを考えながら,内容の大体を読み,
文章の中の大事な言葉や文を書き抜くことができる。
○ 文章の内容と自分の意見とを結び付けて,自分の思いや考えをまとめ,
発表しあうことができる。
中学年
○ 目的に応じて,中心となる語や文をとらえて,段落相互の関係や
事実と意見との関係を考えて文章を読み,文章などを引用したり
要約したりすることができる。
○ 文章を読んで考えたことを発表し合い,一人一人の感じ方について,
違いのあることに気付くことができる。
高学年
○ 目的に応じて,文章の内容を的確に押さえて要旨をとらえたり,
事実と感想,意見などとの関係を押さえ,自分の考えを明確にして,
簡単に書いたり詳しく書いたりすることができる。
○ 本や文章を読んで考えたことを発表し合い,自分の考えを広げたり,
深めたりすることができる。