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倉敷市立長尾小学校

H27全国学力学習状況調査

1 学力(教科に関する調査 国語科・算数科・理科)

【主として「知識」に関する問題(A)】
 ・身に付けておかなければ後の学年等の学習内容に影響を及ぼす内容
 ・実生活において不可欠であり,常に活用できるようになっていることが望ましい知識・技能 など
【主として「活用」に関する問題(B)】 
 ・知識・技能等を実生活の様々な場面に活用する力
 ・様々な課題解決のための構想を立て,実践し,評価・改善する力 など

 本校の児童を全体的に見ると,全国及び県平均と比べ,基礎学力は概ね身に付いていることが 分かりました。ただ,児童の解答を分析すると,課題点も明らかになりました。今回の調査を有 効に活用し,身に付けておくべき事項について地道に指導してまいります。

成果           
・漢字の読み書きや言葉の意味や使い方,算数科の四則計算等の基礎・基本に関する事項,春休みの課題やプリント等を活用した復習の成果が明らかに出ている。
・限られた字数の中で,決められた言葉を使って自分の考えを表現する力について,すべての条件をクリアして答えるには,もう少し努力が必要だが,一部の条件をクリアして答えている児童が増えた。自分の考えを表現する活動において,今まで苦手意識が見られていたが,最後まで努力する姿勢が育ってきている。
・問題に答えることができない割合(無解答率)が下がった。あきらめずに粘り強く学習に取り組んできた姿勢がうかがえる。

対策
・算数科「時計の読み取り」「整数や小数・分数が混じった計算問題」や理科「実験器具の名称や使い方」等,学習してから時間が経過したり,答えを出すのに地道な処理をしたり,復習が不足したりしている問題の正答率は全国平均を下回っている。既習内容の復習を繰り返し行うことが求められている。

・算数科「図形」に関する問題の正答率が全国平均を下回っている。授業の中で,実際に図形をかいたり,つくったり,操作したりする経験によって,図形感覚を着実に身に付けることができるようにしていく。また,既習内容の復習を十分に行っていく。

2 学習状況(生活習慣や学習環境等に関する質問紙調査)

【児童に対する調査(質問紙調査)】
 ・学習意欲や学習方法,学習環境,生活の諸側面等に関する調査 など
  例 教科の勉強は好きですか。授業の内容はどの程度分かりますか。1日にテレビを見る時間,読書時間,勉強時間の状況 など

 ほとんどの事項で肯定的な回答をしている児童が多いことが分かり,健全な成長ぶりが分かりました。ただ,課題点も明らかになっています。課題点を改善するために,学校と家庭との連携を一層密にして取り組んでいきたいと考えています。

成果           
・自己肯定感(自分が学年・クラスの中で必要とされていると自らの価値や存在意義を肯定できる感情)に関する質問において,全国平均と比較して高い肯定率であった。  
 「友達と話し合うとき,友達の話や意見を最後まで聞くことができますか。(質問番号7)」「学級のみんなで協力して何かをやり遂げ,うれしかったことがありますか。(質問番号26)」の質問結果から,普段の学習や学校行事を通して,友達同士互いに認め合ったり,一緒に活動したりすることに満足していることが分かった。

課題と対策  
・「普段(月~金曜日),1日あたりどれくらいの時間,テレビゲーム(コンピュータゲーム,携帯式のゲーム,携帯電話やスマートフォンを使ったゲームも含む:質問番号11)」について,本校全体としては「全くしない」「1時間以内」が多い傾向にあるが,「4時間以上ゲームをする」と回答する児童が全国平均より多く,二極化が進んでいる。
・携帯電話やスマートフォンでの通話やメール,インターネットをする時間(質問番号12)は,「全くしない」児童が多いが,「2時間以上,3時間より少ない」児童は増加しており,これについても二極化が進んでいる。

 今後,健康教育や情報教育を通して,テレビゲーム,携帯電話・スマートフォンとの正しいつきあい方についての学習を進めるとともに,「元気もりもり貯金」の結果を家庭に知らせることで,家庭との連携を一層図っていく。

3 お願い
 この調査結果は,お子様の学力・学習状況のすべてではありません。お子様の学力・学習状況の一部を客観的に調べたものです。ご家庭におかれましても,調査結果を踏まえて,今後頑張ることをお子様といっしょに確認したり,励ましたりしていただくことで,学習への意欲向上や健全な育成に役立てていただきたいと考えています。どうぞ,ご理解の程よろしくお願いします。