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倉敷市立富田小学校

校長室より

◎校長室より
富田小学校の教育について
校長 元長重人
 

 歴史と伝統を誇る本校に、保護者や地域の方々の寄せる思いや教育への期待は大変大きいと考えています。
 令和5年度本校は創立150周年を迎えます。現在、本校OBの地域の方々を中心に周年行事の準備がなされています。富田地区だけでなく、玉島地区全体の歴史や変遷を紐解き、現在の富田小学校がどのように築かれてきたかを文献や記憶などを頼りに解明しています。そこには、卒業生をはじめ、地域の人々が富田小学校の歴史を改めて知るとともに、諸先輩方が育んできた愛校心がひしひしと伝わってきます。そして、現在通っている児童や、今後入学してくる子どもたちに富田小学校の歴史や営みを伝えていこうとする思いを感じることができます。こうした機会を生かして、愛校心そして郷土愛を育んでいきたいと思います。
 

 本校の教育目標は、「一人ひとりの児童を見つめながら、創造的で豊かな心をもち、たくましく生きる児童の育成を図る。」です。その実現に向けて、教育活動を推進し、次代を担う児童の育成に努めます。

 目指す児童像 : ともと仲よく みずから進んで たくましく
 目指す学校像  : 児童が「自信とやる気」をもって力いっぱい取り組む学校
           保護者や地域に信頼される開かれた学校
           職員がまとまり、士気を高くもって児童を導く学校

 具体的な学校経営目標
  〇豊かな心の涵養に向けて、よりよい人間関係づくりを促進し、自他のよさを認め合う
   児童を育成する。
  〇確かな学力の育成に向けて、児童の学ぶ意欲を高め、個々の学びを深める指導の工夫
   を図る。
  〇同和教育を人権教育の重要な柱と位置づけ、発達段階に応じて同和問題や人権課題に
   ついての理解と認識を深めることで、人権意識を高め、差別のない社会を実現するた
   めの礎を築く。
  〇健康・体力の保持増進を図り、健やかな体を育成する。
  〇家庭や地域社会と連携し、開かれた学校づくりを推進する。

 
 この5つの目標を「富田小が力を入れていること」として、次のような図にして表しています。①豊かな心の涵養を土台として、その上に②学力の向上 ③人権教育・同和教育 ④健康教育・安全教育 ⑤家庭・地域との連携などの教育を行い、「生きる力」を身に付けた富田っ子を育てたいと思います。「生きる力」とは、学習指導要領で示された3つの力 「知識・技能」「思考力・判断力・表現力等」「学びに向かう力・人間性等」です。