7月20日(土)、庄手話サークルの皆様にご協力いただき、聴覚障がいに対する理解と認識を深めていただく目的で、手話教室・手話交流会を行いました。 毎回、子どもも大人も手話に興味が持てるように、サークルの皆様が工夫を凝らした内容を考えてくださります。当日は、庄小・中学校の児童生徒、保護者の皆様、教職員の方々、地域の方々など約50名の皆様にご参加いただきました。
初めに、「近い」と「遠い」など身近な反対ことばの手話を教えていただきました。手の動きだけでなく、顔の表情を加えて表現するそうです。約20組の反対ことばを教えていただいた後、「覚えられましたか。」と問いかけられると、手話で「覚えた」もしくは「忘れた」と表現し、さっそく1つ手話を覚えられた様子でした。
次に、「にんげんっていいな」という歌を手話で歌いました。歌詞一つ一つのことばの手話を教わり、全員で何度か手話で歌っているうちに、表情も豊かになり、はっきり表現しながら歌うことができました。
最後は、手話で伝言ゲームをしました。相手に伝えたいという気持ちがあると、自然と身振りを大きくしたり、表情を加えたりと工夫していました。伝わりにくかった手話の意味を知って「なるほど」と納得する声も聞こえてきました。会の締めくくりは、手話で「ありがとう」をお互いに伝え合いました。
参加された方からは、「ゲームを通して楽しく手話を覚えることがでた」、「手話でいろんな人と話してみたい」、「今回参加して手話に興味が持てた」など感想をいただきました。倉敷市では、2021年12月に手話言語条例が制定されたこともあり、この会が地域の皆様の手話への関心、興味を持つことに繋がり、あたたかい地域づくりへの一歩となっていただけると幸いです。