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倉敷市立倉敷支援学校


校長室より

                               
                  ごあいさつ
 
 倉敷市立倉敷支援学校のホームページをご覧いただきありがとうございます。本年度、赴任いたしました山田と申します。本校は私が教員に成りたての2校目として勤務した学校です。今でもその頃の写真を見ると、修学旅行で宮島を訪れたことや種松山への校外学習の思い出が、20代の若かった頃の記憶とともによみがえってまいります。
 今と30年前の当時とを比べてみますと、大きく変わったことが三つあります。一つめは学校そのものに関することです。学校の名称の変更はもちろんのことですが、校歌ができたことは大きな喜びでした。校歌は学校全体に一体感をもたらすものであり、学び舎の記憶を鮮やかに彩ってくれるものです。私たち教職員もこの校歌をいつまでも大切にして子どもたちとともに歩んでいきたいと思います。二つめは、学校施設に関することです。校舎が改修され全体が明るい雰囲気になり、プールも移設されました。用具や備品などには古いものや足りないものもありますが、子どもたちが快適に学習できるようさらに充実させていきたいと考えております。三つめは学校規模に関することです。児童生徒数、教職員数は30年前の何倍にも増えています。そんな中でも、朝の登校の時間に満面の笑みを浮かべて元気のよいあいさつをする子どもたちの姿や、一人一人の子どもたちに合わせて寄り添う先生方の姿、教育に対する保護者の皆様の一生懸命な姿など、月日が経っても変化することなくここにあり続けていることに感激しております。
 以上、三つの変化と変わることのない営みには、教育の本質が息づいていると感じております。来年度の60周年に向けて、本校が更なる飛躍を遂げられるよう微力ではありますが努力してまいりたいと思っています。
 本校には現在、小学部、中学部、高等部があり、今年度は261名の児童生徒が在籍しています。児童生徒は、日々の学習や行事に一生懸命に取り組んでいます。教職員一同、子どもたちの笑顔と頑張る姿から、毎日パワーをもらっています。子どもたちも教職員も『キラリン』と輝ける時間を積み上げていきたいと思っています。
 本校は、昭和39年4月に、中国地方で最初の知的障害の養護学校として開校しました。それ以来、保護者の皆様をはじめ、地域の方々のご理解とご支援をいただきながら、学校教育活動を行うことができていることに、感謝申し上げます。
 今年度も、地域とつながる活動として、近隣の学校との学校間交流や、それぞれの児童生徒の居住地校との交流(『交流籍』の実施)、地域の施設や学校園への花のプランター贈呈や地域での販売学習・実習等を行う予定です。家庭や地域との連携を一層進め、開かれた学校づくりを行うことで、児童生徒に自立と社会参加をめざすことのできる力や地域の一員として生活する力を養いたいと思います。
 どうぞよろしくお願いいたします。 
                    倉敷市立倉敷支援学校 校長 山田 由美